2024年10月24日のプロ野球ドラフト会議で、東京ヤクルトスワローズから2位指名を受けたモイセエフ・ニキータ選手。
愛知県阿久比町で育ったこの18歳の外野手は、村上宗隆選手の後継者候補として、プロ野球界に新たな風を吹き込む期待の新人として注目を集めています。
ロシア人の両親をもつ強打の外野手であるモイセエフ・ニキータ選手を紹介します。
モイセエフ・ニキータ選手のプロフィール
東京ヤクルトスワローズの公式サイトにある選手名鑑にある情報をまとめました。
ニキータじゃなく、モイエセフなの…と思った方もいるのでは。
日本の野球界では、選手の呼称として「姓+選手」が一般的です。これは日本人選手だけでなく、外国出身の選手にも適用されるため、「モイセエフ・ニキータ」選手も「モイセエフ選手」となりました。
名前 | モイセエフ |
よみがな | モイセエフ |
ポジション | 外野手 |
投打 | 左投げ/左打ち |
生年月日 | 2006年11月29日 |
身長 | 182cm |
体重 | 87kg |
出身 | 愛知県豊川市 |
応援歌・登場曲
応援歌と登場曲はまだありません。
1軍定着して、応援歌と登場曲を決めてほしいところ!神宮で待ってます。
モイセエフ選手の経歴~小学校、中学校、高等学校まで
小学校 | 阿久比町立東部小学校 | 小学1年生から「阿東パワーズ」で野球を始める。小学4年生から「東海ボーイズ」に所属し、本格的に野球に専念 |
中学校 | 阿久比町立阿久比中学校 | 硬式野球チーム「愛知衣浦リトルシニア」で投手兼外野手として活躍 |
高校 | 豊川高等学校 | 1年春からベンチ入り。2024年春のセンバツ甲子園に出場し、大会第1号となる2点本塁打を記録 |
モイセエフ選手のプロ入りを決めたドラフト
2024年のプロ野球ドラフト会議で東京ヤクルトスワローズから2巡目で指名されました。
ちなみに2024年のドラフトで東京ヤクルトスワローズが指名した選手は以下の通りです。
第60回プロ野球ドラフト会議(2024年10月24日開催)
1巡目1 | 中村優斗 |
2巡目 | モイセエフ・ニキータ |
3巡目 | 荘司宏太 |
4巡目 | 田中陽翔 |
5巡目 | 矢野泰二郎 |
育成1巡目 | 根岸辰昇 |
育成2巡目 | 廣澤優 |
育成3巡目 | 下川隼佑 |
育成4巡目 | 松本龍之介 |
モイセエフ選手の背番号の歴史
モイセエフ選手の背番号は「31」です。
背番号31は、左投げ左打ちの外野手がつける伝統のある番号とか!
背番号「31」のヤクルトスワローズ歴代の選手
- 真中 満(1993~2008年)
- 松元ユウイチ(2009〜2015年)
- 山崎晃太朗(2016〜2024年)
- モイセエフ(2025年~)
野球選手としての特徴と魅力~プレイスタイル~
打撃の特徴
左の強打者として、パワーとバットコントロールを高いレベルで兼ね備えているのが最大の魅力です。引っ張り方向への強烈な打球を放つ一方で、逆方向にも確実に運べる技術を持っており、単なるパワーヒッターではなくアベレージも残せる器用さを併せ持っています。
特に注目すべきは、アーチ型の放物線を描く本塁打よりも、ライナー性の鋭い打球を飛ばすタイプである点です。
この特徴により、相手投手にとって非常に打ち取りにくい打者となっており、プロでも十分通用する打撃技術を既に身につけていると評価されています。
守備・走塁の能力
守備面では主にセンターを守り、強肩を活かした外野守備が持ち味となっています。
モイセエフ選手自身が目指しているのは走攻守三拍子揃った選手であり、打撃だけに頼らない総合力の高い野球選手への成長を常に意識しています。
高校時代から「トリプルスリー(打率3割・30本塁打・30盗塁)」の達成を目標に掲げており、この野心的な目標設定からも、彼の野球に対する真摯な姿勢と高い向上心が伺えます。
守備と走塁については本人も課題として認識しており、プロの舞台でこれらの能力をどこまで向上させられるかが、今後の成長のカギとなるでしょう。
家族構成とバックグラウンド
モイセエフ選手の両親は共にロシア出身で、父のセルゲイさんはウラジオストクの極東海洋大学で電子工学を学んだ後、日本に渡来しました。
現在は日本のメーカーで開発職として仕事をされています。
母のアンナさんは大学時代の同級生だそうです。
モイセエフ選手は4人兄弟の次男として育ちました。
兄イリヤーさんは野球コーチの経験があり、弟のアルチョームくんとキリルくんも共に野球をしています。まさに野球ファミリーですね。
チームからの期待
愛知県阿久比町が生んだこの逸材が、東京ヤクルトスワローズの未来を担う主力選手へと成長していく姿に、多くの野球ファンが注目しています。
ヤクルト球団は「将来的にチームの主軸を担える選手」として高く評価しており、村上宗隆選手の後継者候補となっています。
村上選手がアメリカ行きを宣言している中、モイセエフ選手にはあとを継いでもらいたいと強く願っています。
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