2024年10月24日のドラフト会議で、東京ヤクルトスワローズが育成ドラフト4位で堺シュライクスの松本龍之介捕手を指名しました。
堺シュライクスとしては球団創設以来初のNPB指名選手となった松本選手は、高校卒業後から続けてきた野球への想いを実らせ、プロの世界への扉を開きました。
東海大山形3年秋から2年連続で指名もれに泣いてきた松本選手にとって、今回の指名は格別の喜びとなったでしょう。
今回はそんな松本龍之介捕手を紹介します。
松本龍之介(まつもと りゅうのすけ) 選手の基本情報
東京ヤクルトスワローズの公式サイトにある選手名鑑にある情報をまとめました。
名前 | 松本 龍之介 |
よみがな | まつもと りゅうのすけ |
ポジション | 捕手 |
投打 | 右投げ/右打ち |
生年月日 | 2005年3月1日 |
身長 | 176cm |
体重 | 81kg |
出身 | 大阪府泉佐野市 |
松本龍之介選手の応援歌
松本龍之介選手の応援歌はまだありません。いままだ1軍の試合に出られていませんが、1軍に上がって活躍をして応援歌ができる日を待っています!
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松本龍之介選手の登場曲
登場曲もまだありません!まだないからこそ、できたときが楽しみです。
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松本龍之介選手の経歴
2022年10月3日にプロ野球志望届を提出した松本選手でしたが、高校3年時、2023年と調査書が届きながら2度の指名漏れを経験という厳しい現実に直面しました。
小学校 | 忠岡ボーイズ(少年野球チーム) | |
中学校 | 忠岡ボーイズ(中学硬式野球チーム)に所属 | |
高校 | 東海大学付属山形高等学校 | 高校3年夏は7番捕手で出場し、5試合で14打数7安打と良いあたりを連発するなど、県内では確実に存在感を示していました。 |
2023~2024年 | 堺シュライクス | 高校卒業後は関西独立リーグの堺シュライクスに加入した松本選手でしたが、1年目は打率1割台で本塁打も0と壁にぶち当たった状況でした。堺シュライクスに加入した2023年から、リーグ戦に出場し、9番打者として48試合中40試合で先発マスクを被り、打率.186、0本塁打、21打点を記録という厳しいスタートでした。
しかし、加入2年目の24年シーズンは打率.370、5本塁打と大ブレーク。打点王も獲得という見事な復活を遂げました。 |
2025年 | 東京ヤクルトスワローズ |
松本龍之介選手のプロ入りを決めたドラフト
2024年のプロ野球ドラフト会議で東京ヤクルトスワローズから育成4巡目で指名されました。
堺シュライクスとしては球団創設以来初の指名選手らしく、指名時の様子には涙をながしたとか。
ちなみに2024年のドラフトで東京ヤクルトスワローズが指名した選手は以下の通りです。
第60回プロ野球ドラフト会議(2024年10月24日開催)
1巡目1 | 中村優斗 |
2巡目 | モイセエフニキータ |
3巡目 | 荘司宏太 |
4巡目 | 田中陽翔 |
5巡目 | 矢野泰二郎 |
育成1巡目 | 根岸辰昇 |
育成2巡目 | 廣澤優 |
育成3巡目 | 下川隼佑 |
育成4巡目 | 松本龍之介 |
松本龍之介選手の背番号の歴史
松本龍之介選手の背番号は「022」です。022は育成選手の番号で、つけたのは松本龍之介選手がはじめてです!
背番号「022」のヤクルトスワローズ歴代の選手
- 松本龍之介(2025年~)
松本龍之介選手は強肩、俊足なキャッチャーです
強肩捕手としての実力
独立リーグ時代に証明された二塁送球タイムは1.8〜1.9秒台という記録は強肩の証!
二塁到達1.9秒のスローイングは、盗塁阻止において大きな武器となりますね。
2. 驚異的な俊足能力
捕手でありながら独立リーグ時代の2024年のリーグ戦46試合で37盗塁を記録という記録は驚異的です。
俊足が売りで、独立リーグ2年間で6本の3塁打、49盗塁を記録しており、現代野球において稀有な「走れるキャッチャー」として注目されています。
主に下位を打っているため打席数が少ない中でのこの数字は、持ち前の脚力の高さを物語っています。
3. 状況判断に優れた野球センス
独立リーグ時代に培った状況に応じた右打ちやバント技術も松本選手の大きな魅力です。
2024年9月7日の堺シュライクス優勝がかかった試合の延長11回裏。先頭打者が死球で出塁し、バッターボックスに立ったのは松本選手。松本選手は迷わずバントの構えを取り、見事に1球で送りバントを決めたのです。このエピソードは、松本選手の冷静な判断力と確実な技術力を物語る印象的な場面といわれています。
4. 成長力と精神力
東海大山形高時代は俊足を生かした選手として活躍していましたが、堺シュライクス入団後は大西宏明監督の指導の下、強肩強打、それでいて俊足の選手というプレイヤーとして成長を遂げました。
特に2023年(1年目)の打率.186、0本塁打から2024年(2年目)の打率.370、5本塁打への劇的な変化は、松本龍之介選手の適応力と成長意欲を示しています。
まとめ
担当したヤクルト・阿部スカウトは「脚力もある選手。活躍次第では、関西独立リーグに入る選手も増えると思う。その思いも背負ってプレーしてほしいと思います」と高く評価しています。
松本龍之介選手は「捕手でいえば(オリックス)森友哉選手みたいに、打てる捕手を目指したい」と語っており、攻撃力のある捕手を目指しているようです。
まずは育成選手としてのスタートですが、持ち前の能力と成長力を活かして、一日も早い支配下登録、そして一軍での活躍を期待したいと思います。燕軍団の新たな希望の星として、松本龍之介選手の今後の活躍に大いに注目していきましょう!
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