【2025年版】ヤクルトスワローズ2024年ドラフト生の成績総まとめ!荘司宏太の快進撃から田中陽翔の猛打賞まで完全レポート

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2024年秋のドラフト会議でヤクルトスワローズに入団した9名の選手たち。その初シーズンとなった2025年、彼らはどのような活躍を見せたのでしょうか。

荘司宏太投手の開幕一軍入りから衝撃のデビューを飾った田中陽翔内野手まで、ルーキーたちの1年間を徹底的に振り返ります。

私は荘司宏太投手のあの投げ方にむねきゅん。ユニ案件となっております。

2024年ドラフトでヤクルトが獲得した選手一覧

まずは、2024年ドラフトでヤクルトスワローズが指名した選手をおさらいしましょう。

支配下選手(5名)

  1. 1位:中村優斗(投手) – 愛知工業大学
  2. 2位:モイセエフ・ニキータ(外野手) – 豊川高校
  3. 3位:荘司宏太(投手) – セガサミー
  4. 4位:田中陽翔(内野手) – 高崎健康福祉大学高崎高校
  5. 5位:矢野泰二郎(捕手) – 愛媛マンダリンパイレーツ

育成選手(4名)

  1. 育成1位:根岸辰昇(内野手・外野手) – ノースカロライナA&T州立大学
  2. 育成2位:廣澤優(投手) – 愛媛マンダリンパイレーツ
  3. 育成3位:下川隼佑(投手) – オイシックス新潟アルビレックスベースボールクラブ
  4. 育成4位:松本龍之介(捕手) – 堺シュライクス

支配下選手の2025年シーズン成績

1位指名・中村優斗投手の成績

MAX160キロのストレートを武器とするドラフト1位の中村優斗投手は、春季キャンプで上半身に違和感を訴え、二軍スタートとなりました。イースタン・リーグでは先発として8試合に登板し、防御率3.24の成績を残すと、6月22日に待望の一軍デビューを果たします。

プロ初登板となった同日の対オリックス戦では、明治神宮球場で初先発。5回1失点と好投しましたが、惜しくも敗戦投手となりました。しかし、7月3日の広島戦(マツダスタジアム)では5回無失点に抑え、プロ初勝利を挙げました。

2025年一軍成績:4試合登板、1勝2敗、防御率5.51、19.0イニング、13奪三振

まだ課題は残りますが、ルーキーイヤーで一軍の舞台を経験できたことは、今後の成長につながる大きな財産となるでしょう。

3位指名・荘司宏太投手の大活躍

2025年シーズン最大のサプライズは、間違いなく荘司宏太投手でした。オープン戦で6試合に登板し、合計6回を無安打無失点という圧巻の内容で開幕一軍入りを勝ち取ります。

開幕後の3月29日、東京ドームでの巨人戦でプロ初登板を果たすと、1回を無失点に抑えました。4月9日の阪神戦ではプロ初ホールドを記録。その後も無失点投球を続け、球団新人の連続試合無失点記録を塗り替える11試合連続無失点を達成しました。この記録は、1996年の石井弘寿投手が持っていた従来の記録を更新する快挙となりました。

5月にコンディション不良で一時登録抹消されたものの、6月には復帰。7月26日の中日戦では7回に2番手として救援登板し、無失点に抑えてプロ初勝利を挙げました。

2025年一軍成績:45試合登板、2勝1敗、28ホールド、防御率1.05、42.2イニング、53奪三振

新人ながら勝ちパターンの8回を任されることもあり、ヤクルトの勝利の方程式の一角として大活躍。防御率1.05という驚異的な数字は、ルーキーとは思えない安定感を示しています。

4位指名・田中陽翔内野手の成長

強打の遊撃手として期待された田中陽翔内野手は、二軍でしっかりと力をつけました。イースタン・リーグでは3月22日の巨人戦で9番遊撃手として公式戦初出場を果たし、7月7日時点で45試合に出場。打率.268、1本塁打、14打点という成績を残しました。

その活躍が認められ、7月8日に12球団の高卒新人で最速となる一軍昇格を果たします。同日の対DeNA戦で代打としてプロ初出場を果たしましたが、結果は2打席連続三振。その後も出場機会がなく、7月14日に登録抹消となりました。

しかし、7月20日の「フレッシュオールスターゲーム2025」では2番三塁手で先発出場し、3打数2安打1盗塁の活躍を見せ、その潜在能力をアピール。9月30日に再び一軍登録されると、10月1日の対DeNA戦で8番遊撃手として初先発出場を果たし、プロ初安打・初打点を記録しました。

さらに10月3日の対広島戦では、プロ初の猛打賞をマーク。高卒1年目での猛打賞は、球団では1967年の奥柿幸雄選手以来、実に58年ぶりの快挙となりました。

2位指名・モイセエフ・ニキータ外野手の挑戦

ロシア人の両親を持ち、高校通算打率.485という驚異的な数字を残したモイセエフ・ニキータ外野手は、2025年シーズンを二軍で過ごしました。7月のフレッシュオールスターゲームのイースタン・リーグ選抜に選出されましたが、右有鉤骨体部疲労骨折のため、開催2日前に出場を辞退。怪我に苦しんだ1年となりました。

一軍出場はありませんでしたが、プロの世界での1年目を経験し、来シーズンに向けて着実に準備を進めています。

5位指名・矢野泰二郎捕手の修行

愛媛マンダリンパイレーツから指名された矢野泰二郎捕手は、2025年シーズンを二軍で過ごしました。送球の正確性とフットワークの良さが評価されての指名でしたが、プロの厳しい壁を実感する1年となりました。一軍出場はありませんでしたが、中村悠平捕手、松本直晃捕手という素晴らしいお手本を間近で見ながら、技術を磨いています。

育成選手の2025年シーズン成績

育成3位・下川隼佑投手の躍進

2025年シーズン、育成選手の中で最も輝いたのが下川隼佑投手でした。春季キャンプでは育成選手では異例の一軍スタートとなり、その期待に応えます。

イースタン・リーグでは5試合に先発登板して2勝1敗、防御率1.80の好成績を記録。この活躍が認められ、5月1日に支配下登録されました(背番号69)。

6月1日、地元・横浜スタジアムでの対DeNA戦で一軍初登板・初先発を果たします。佐野恵太選手に犠飛とソロ本塁打を打たれて2失点したものの、無四球で4回を投げ切りました。

8月20日に再昇格すると、8月31日の対広島戦で2度目の先発登板。93球で5回8安打3失点という内容でプロ初勝利を手にしました。さらに、10月4日のシーズン最終戦となった広島戦でも先発し、6回1失点と好投。3-1で勝利し、監督退任が決まっていた高津臣吾監督に監督最後の勝利をプレゼントしました。

育成ドラフトから支配下登録を経て一軍で2勝を挙げた下川投手の活躍は、サクセスストーリーそのものでした。

育成1位・根岸辰昇内野手の挑戦

慶應義塾高校からアメリカの大学を経てプロ入りした異色の経歴を持つ根岸辰昇内野手は、2025年シーズンを二軍で過ごしました。一軍出場はありませんでしたが、広角に打てる打撃とポテンシャルの高さは球団も認めるところ。今後の飛躍に期待がかかります。

育成2位・廣澤優投手の成長

身長193センチ、体重100キロの恵まれた体格から最速158キロのストレートを投げ込む廣澤優投手は、2025年シーズンを二軍で過ごしました。一軍出場はありませんでしたが、角度のあるフォームと変化球のキレは魅力十分。リリーバーとしての成長が期待されます。

育成4位・松本龍之介捕手の修行

堺シュライクスから指名された松本龍之介捕手は、強肩が売りの若手捕手です。2025年シーズンは二軍で捕手としての基礎を学びながら、プロの世界に適応する1年となりました。まだ19歳と若く、これからの成長が楽しみな選手です。

2024年ドラフト組の総評と2026年への展望

2024年ドラフト組の2025年シーズンは、荘司宏太投手の大活躍と下川隼佑投手の育成からの躍進が大きな収穫となりました。荘司投手は開幕から勝ちパターンの一角を担い、防御率1.05という素晴らしい数字でルーキーシーズンを終えました。チームの中継ぎ陣を支える貴重な戦力として、来季もさらなる活躍が期待されます。

中村優斗投手は一軍で4試合登板と経験を積み、田中陽翔内野手はシーズン終盤に猛打賞を記録するなど、着実に成長の足跡を残しました。特に田中選手の10月の活躍は、来季のレギュラー争いに名乗りを上げる内容でした。

モイセエフ・ニキータ外野手は怪我に泣いた1年となりましたが、その潜在能力の高さは誰もが認めるところ。完全に回復すれば、2026年シーズンには一軍で躍動する姿が見られるはずです。

育成選手では、下川隼佑投手が素晴らしいサクセスストーリーを描きました。育成3位から支配下登録を勝ち取り、一軍で2勝を挙げた実績は、他の育成選手たちにとっても大きな励みとなるでしょう。根岸辰昇内野手、廣澤優投手、松本龍之介捕手も、それぞれの課題に向き合いながら着実に成長しています。

2026年シーズンは、2024年ドラフト組にとって真価が問われる年となります。荘司投手はさらなる安定感を、中村投手は先発ローテーション入りを、田中選手はレギュラーポジション獲得を目指します。モイセエフ選手の一軍デビューも楽しみですし、育成選手たちの支配下登録争いにも注目です。

ヤクルトスワローズの未来を担う2024年ドラフト組の選手たち。彼らの成長が、チームの復活への大きな原動力となることは間違いありません。2026年シーズンも、彼らの活躍から目が離せません!


以上、2024年ドラフトでヤクルトスワローズに入団した選手たちの2025年シーズンを詳しくご紹介しました。荘司宏太投手の球団新人記録更新、田中陽翔内野手の58年ぶりの快挙、下川隼佑投手の育成からの躍進など、多くのドラマが生まれた1年でした。来シーズンも、ルーキーたちの更なる成長と活躍に期待しましょう!

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