いまは1月。もう神宮ロスになっている私…。
プロ野球ファンにとって、春の訪れを告げるイベントといえば「オープン戦」です。2月のキャンプから続く熱気がいよいよ本格的な実戦モードに突入するこの時期は、新シーズンへの期待感が高まる特別な季節。
この記事では、プロ野球初心者の方にも分かりやすく「オープン戦とは何か」を解説するとともに、2026年のオープン戦日程や、東京ヤクルトスワローズファン必見の川端慎吾選手の引退試合情報についてもお届けします。
オープン戦とは?プロ野球の「春の調整試合」を徹底解説
オープン戦の基本的な意味
オープン戦とは、プロ野球のペナントレース(公式戦)が開幕する前に行われる「非公式試合」のことです。日本野球機構(NPB)の正式な大会名称は「春季非公式試合」といいます。
毎年2月下旬から3月下旬にかけて開催され、各球団が公式戦に向けた最終調整を行う場として位置づけられています。ちなみに「オープン戦」は和製英語で、英語では「exhibition game(エキシビションゲーム)」や「pre-season game(プレシーズンゲーム)」と呼ばれます。
オープン戦の特徴と公式戦との違い
オープン戦にはいくつかの特徴があります。まず、セ・リーグとパ・リーグの垣根を超えた対戦が組まれるため、普段は交流戦でしか見られないカードを楽しむことができます。順位も12球団合同で勝率順に発表されるのが特徴的です。
ルール面では公式戦とほぼ同じですが、延長戦は行わず同点でも9回で終了となります。また、公式戦では出場できない育成選手もオープン戦には出場可能で、支配下登録を目指す若手にとっては貴重なアピールの場となっています。
試合の記録は公式記録員によってしっかりと残されますが、オープン戦の成績がペナントレースに直接影響することはありません。あくまでも調整や戦力見極めの期間という位置づけです。
練習試合との違いは?
オープン戦と練習試合はよく混同されがちですが、明確な違いがあります。
オープン戦はNPBが管轄する試合で、日程や対戦カードが機構によって定められています。チケットは有料で、興行として行われます。一方、練習試合は球団同士が自由に日程やルールを決めて行う試合で、入場料は基本的に無料です。練習試合では韓国プロ野球のチームや社会人チームとの対戦も可能ですが、オープン戦はNPB所属の12球団間のみで行われます。
オープン戦の楽しみ方と見どころ
若手選手の台頭をチェック
オープン戦の最大の醍醐味は、レギュラー争いを目の当たりにできることです。新人選手やファームで結果を残してきた若手が1軍の舞台でどこまで通用するのか、その成長ぶりを確認できる絶好の機会となります。
実際に過去には、オープン戦での好成績をきっかけに支配下登録を勝ち取った育成選手も数多くいます。未来のスター候補を見つける楽しみは、オープン戦ならではの魅力といえるでしょう。
ベテラン選手の調整具合を確認
主力選手やベテラン選手にとって、オープン戦は公式戦に向けた最終調整の場です。投手であればさまざまな球種を試したり、打者であれば相手投手の特徴を観察したりと、本番を見据えた準備を行っています。
中には意図的に結果よりも調整を優先する選手もいるため、オープン戦の成績だけで一喜一憂する必要はありません。「オープン戦首位のチームはペナントで低迷する」というジンクスも、調整目的であるがゆえに生まれた話かもしれませんね。
地方球場での開催も魅力
オープン戦は本拠地球場だけでなく、普段プロ野球が開催されない地方球場でも行われます。序盤はキャンプ地の沖縄県や宮崎県の球場で開催されることが多く、3月に入ると各球団の本拠地へと移っていきます。
地元でなかなかプロ野球を観戦できないファンにとっては、生で選手のプレーを見られる貴重な機会となっています。
2026年オープン戦の日程と概要
2026年オープン戦の開催期間
2026年のオープン戦は、2月21日(土)から3月22日(日)までの約1カ月間にわたって開催される予定です。その後、3月27日(金)にセ・パ両リーグの公式戦が開幕します。
2026年はWBC(ワールド・ベースボール・クラシック)が3月5日から開催される年でもあり、日本代表選手の動向にも注目が集まります。代表選手が不在のチームでは、若手にとってよりチャンスが広がるシーズンになるかもしれません。
東京ヤクルトスワローズのオープン戦日程
スワローズファンの皆さまにとって気になる2026年のオープン戦日程をご紹介します。序盤の日程は以下の通りです。
2月21日(土)には那覇で巨人戦が行われ、13時プレイボールです。翌22日(日)は浦添で阪神を迎えての主催試合、23日(月・祝)には同じく浦添で広島との対戦が予定されています。いずれも13時開始となっています。
キャンプ地・浦添での試合は、沖縄観光と合わせてスワローズを応援する絶好の機会です。その後は本州に戻り、神宮球場でのオープン戦も予定されています。
【ヤクルトファン必見】川端慎吾選手の引退試合が2026年オープン戦で開催予定
川端慎吾選手の引退と功績
2025年9月、東京ヤクルトスワローズ一筋20年のプロ野球人生に幕を下ろした川端慎吾選手。引退会見では「山あり谷ありだったが、すべて自分の経験・財産になっている」と涙ながらに語りました。
川端選手は2006年に高校生ドラフト3巡目で市和歌山商業高校(現・市和歌山高校)からヤクルトに入団。天才的と称される卓越したバットコントロールを武器に、2015年には打率.336で首位打者、195安打で最多安打の2冠を達成し、チームの14年ぶりとなるリーグ優勝に大きく貢献しました。
2度の腰の手術を乗り越え、近年は「代打の神様」として活躍。2021年にはプロ野球記録にあと1本と迫る代打シーズン30安打を記録し、日本シリーズ第6戦ではオリックスを相手に延長12回で決勝打を放ち、チームを20年ぶりの日本一へと導きました。通算成績は1326試合出場、打率.293、通算1100安打、40本塁打、409打点という立派な成績を残しています。
引退試合は2026年3月のオープン戦で開催予定
川端選手の引退試合とセレモニーは、2026年3月のオープン戦期間中に開催される予定です。
引退会見後のコメントによると、当初は2025年シーズン中に引退試合を行う計画もありましたが、川端選手自身が引退の決断に時間を要したため、準備期間が足りず翌年のオープン戦での開催となりました。川端選手は「球団の方も引退試合の用意はしていただいていたんですけど、僕の決断が遅くなってしまって」と当時の経緯を明かしています。
具体的な日程や開催球場については、2026年1月以降に発表される見込みです。長年愛された背番号5の最後の雄姿を見届けるため、多くのファンが神宮球場に集まることでしょう。
ファンとして見届けたい「背番号5」の最後
2025年9月28日、神宮球場での巨人戦。川端選手は7回に代打で登場し、現役最後の打席に立ちました。結果はレフトフライに終わりましたが、球場全体から沸き起こる「川端慎吾コール」に目を赤らめながら、ヘルメットを掲げてファンに感謝の気持ちを伝えました。
「神宮はファンの方との距離が近くて、本当に最高の球場だなと思います」と語った川端選手。2026年3月の引退試合では、20年間の感謝を込めたセレモニーが行われる予定です。
なお、川端選手は引退後、2026年からヤクルトの二軍打撃コーチに就任することが決まっています。背番号73として、今度は指導者の立場から若燕たちの成長を支える姿が見られそうです。
2026年オープン戦をもっと楽しむために
チケット購入のポイント
オープン戦のチケットは、公式戦と比べて価格が抑えられていることが多く、人気球団の試合でも比較的入手しやすい傾向にあります。例年1月下旬頃に詳細が発表され、2月中旬頃から販売が開始されます。
川端選手の引退試合が開催される日は、チケットが早期に完売する可能性が高いため、発売日をしっかりチェックしておくことをおすすめします。各球団の公式サイトやチケットサービスをこまめに確認しましょう。
視聴方法について
球場に行けない方も、テレビ放送やネット配信でオープン戦を楽しむことができます。DAZNでは広島主催試合を除く11球団の試合を配信しており、スカパー!プロ野球セットでは全12球団の試合が視聴可能です。
地上波での放送は年々減少傾向にありますが、注目カードについては各局で中継される可能性もあります。お気に入りの方法で2026年の開幕前の熱戦を楽しんでください。
まとめ
オープン戦は公式戦とはひと味違った魅力に溢れています。若手選手の台頭、ベテラン選手の調整、そして新シーズンへの期待感。2026年のオープン戦は、WBCイヤーでもあり例年以上に注目度の高いシーズンになりそうです。
そして東京ヤクルトスワローズファンにとっては、川端慎吾選手の引退試合という特別なイベントも控えています。20年間チームに貢献し続けた功労者の最後の勇姿を、ぜひ多くのファンの皆さまと一緒に見届けたいですね。
3月27日の公式戦開幕に向けて、選手たちが調整を重ねるこの時期。ぜひオープン戦を楽しみながら、2026年シーズンの幕開けを待ちましょう。
東京音頭が響き渡る神宮球場で、新たなシーズンの始まりを共に迎えられることを楽しみにしています。
※記事内の日程・情報は2025年12月時点で発表されている内容に基づいています。最新情報はNPB公式サイトおよび東京ヤクルトスワローズ公式サイトでご確認ください。


コメント