神宮に通うようになり、山田哲人選手を語る先輩ちなヤクから「トリプルスリー」という大変な偉業を達成したことを教えてもらいました。
トリプルスリーとは何か、その歴史や、すごさを調べましたのでお伝えします!
※写真は、表参道から神宮に移動中に見つけたマニフレックスの入り口にあったものです。来年、ちゃんとした写真に差し替えます…。
トリプルスリーとは?
「トリプルスリー」とは、同一シーズンに「打率3割・30本塁打・30盗塁」以上を記録することを意味する和製英語です。
東京ヤクルトスワローズの山田哲人選手が、この記録を史上唯一複数回達成し、「ミスター・トリプルスリー」と呼ばれています。
この記録の難しさは、30本塁打と30盗塁の両立にあります。
本塁打を打つにはパワーが必要で足が遅くなり、本塁打を打てば盗塁の機会も減少します。
日本プロ野球の歴史で、達成者はわずか10人、合計12回のみです。
トリプルスリーの歴史
トリプルスリーの歴史は1950年、岩本義行選手(松竹ロビンス)の初達成から始まります。しかし当時は「トリプルスリー」という言葉が存在せず、1983年に簑田浩二選手が約30年ぶりに達成して注目されるようになりました。
2015年シーズン、ヤクルトスワローズの山田哲人選手とソフトバンクホークスの柳田悠岐選手が、65年ぶりの同一年複数人達成を果たしました。この快挙により、「トリプルスリー」は2015年ユーキャン新語・流行語大賞の年間大賞に選出されました。
山田哲人:球団初の達成者
2015年:記録づくめの初達成
2015年、山田哲人選手は打率.329、38本塁打、100打点、34盗塁で、ヤクルトスワローズ球団史上初のトリプルスリーを達成しました。
本塁打王、盗塁王、最高出塁率のタイトルを獲得。本塁打王と盗塁王の同時獲得は史上初の快挙で、トリプルスリーと100打点の同時達成も65年ぶりでした。チームを優勝に導き、日本シリーズでは史上初の1試合3打席連続本塁打を記録しました。
2016年・2018年:前人未到の複数回達成
2016年、山田選手は打率.304、38本塁打、30盗塁でプロ野球史上初の2年連続トリプルスリーを達成。2018年には打率.315、34本塁打、33盗塁で3度目の達成を果たしました。
複数回のトリプルスリー達成は日本プロ野球史上初で、世界的に見てもMLBのバリー・ボンズに続き2人目です。この偉業により、山田選手は球界を代表する選手となりました。
山田哲人の凄さ
身長180cm、体重76kgと決して大きくない体ながら、山田選手がホームランを連発できる理由は打撃テクニックにあります。左足を大きく上げて全身を使い、力を打球に伝えます。
盗塁の成功率も驚異的で、2016年は約93.8%を記録。相手投手の癖を読む洞察力とタイミングを見極める技術の賜物です。
ヤクルトファンが誇る功績
山田哲人選手は国際舞台でも活躍し、2021年東京オリンピック野球金メダル、第5回ワールド・ベースボール・クラシック金メダルを獲得。日本を代表する選手として実力を証明しています。
また、山田選手の応援歌は神宮球場で響き渡る人気の応援歌で、ヤクルトファンの誇りです。
おわりに
山田哲人選手は、NPBの日本人右打者シーズン最多安打記録保持者(193安打、2014年)、史上初の本塁打王と盗塁王の同時獲得者(2015年)、日本プロ野球史上唯一のトリプルスリー複数回達成者です。
ヤクルトスワローズファンとして、このような偉大な選手がチームに在籍していることは何よりの誇りです。
トリプルスリーは選手の才能、努力、情熱が結晶化した記録です。山田哲人選手とヤクルトスワローズが、これからも感動を与え続けてくれることを願っています。
燕は舞う、そして伝説は続く。
来年もよろしくお願いします!


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