東京ヤクルトスワローズは長い歴史の中で、多くの名選手を輩出してきました。
しかし、プロ野球の世界では避けて通れないのが選手の退団です。
2025年も9月になると各球団の引退会見が開かれるようになります。そして引退試合も…。
2021年以降、様々な理由でスワローズユニフォームを脱いだ選手たちの功績を振り返ってみました。
ヤクルトスワローズ 引退・戦力外・自由契約の選手一覧
2024年 ヤクルト 引退・戦力外・自由契約選手一覧
区分 | 選手名 | 年齢 | 備考 |
---|---|---|---|
引退 | 青木宣親 | 42 | 9/13発表(名球会・日米通算2723安打) |
引退 | 山崎晃大朗 | 31 | 9/25発表、コーチ就任へ |
戦力外 | 嘉弥真新也 | 34 | 9/30発表、現役続行希望 |
戦力外 | 尾仲祐哉 | 29 | 9/30発表 |
戦力外 | 三ツ俣大樹 | 32 | 9/30発表 |
戦力外 | 近藤弘樹 | 29 | 9/30発表 |
戦力外 | 嘉手苅浩太 | 21 | 9/30発表 |
戦力外 | 下慎之介 | 22 | 9/30発表 |
戦力外 | フェリペ | 25 | 9/30発表 |
戦力外 | 西田明央 | 32 | 10/10発表、現役続行希望 |
戦力外 | 西舘昂汰 | 23 | 10/26発表、育成契約を打診 |
戦力外 | 沼田翔平 | 24 | 10/26発表、育成契約を打診 |
退団(外国人) | ミゲル・ヤフーレ | 26 | 11/5発表(退団) |
2023年 ヤクルト 引退・戦力外・自由契約選手一覧
区分 | 背番号 | ポジション | 名前 | 備考 |
---|---|---|---|---|
引退 | 10 | 内野手 | 荒木貴裕 | |
引退 | 64 | 投手 | 大下佑馬 | 戦力外通告から引退 |
引退 | 00 | 内野手 | 奥村展征 | 戦力外通告から引退、楽天コーチ就任 |
引退 | 65 | 内野手 | 松本友 | 戦力外通告から引退 |
戦力外 | 35 | 投手 | 杉山晃基 | |
戦力外 | 49 | 投手 | 成田翔 | トライアウト受験 |
戦力外 | 40 | 投手 | 市川悠太 | トライアウト受験 |
戦力外 | 014 | 投手 | 鈴木裕太 | トライアウト受験 |
戦力外 | 022 | 捕手 | 松井聖 | トライアウト受験 |
戦力外 | 28 | 投手 | 吉田大喜 | トライアウト受験 |
戦力外 | 67 | 投手 | 嘉手苅浩太 | 育成再契約 |
自由契約 | 11 | 投手 | ケラ | |
自由契約 | 99 | 投手 | エスピナル | |
自由契約 | 63 | 投手 | ピーターズ |
2022年 ヤクルト 引退・戦力外・自由契約選手一覧
区分 | 背番号 | ポジション | 氏名 | 備考 |
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引退 | 45 | 捕手 | 嶋基宏 | 兼任コーチ引退 |
引退 | 42 | 外野手 | 坂口智隆 | |
戦力外 | 18 | 投手 | 寺島成輝 | 戦力外後に現役引退 |
戦力外 | 66 | 内野手 | 吉田大成 | 戦力外後に球団スタッフ |
戦力外 | 8 | 外野手 | 中山翔太 | 戦力外後、独立Lへ |
戦力外 | 21 | 投手 | 山野太一 | 戦力外後に育成契約 |
戦力外 | 52 | 投手 | 近藤弘樹 | 戦力外後に育成契約 |
戦力外 | 56 | 投手 | 鈴木裕太 | 戦力外後に育成契約 |
戦力外 | 68 | 投手 | 宮台康平 | 戦力外後に引退 |
戦力外 | 025 | 捕手 | 内山太嗣 | 戦力外後、独立Lへ |
退団 | 63 | 投手 | A.J.コール | 退団(ウエイバー) |
自由契約 | 50 | 投手 | A.スアレス | 自由契約→MLB移籍 |
自由契約 | 2 | 外野手 | P.キブレハン | 自由契約 |
自由契約 | 37 | 投手 | S.マクガフ | 自由契約→MLB移籍 |
2021年 ヤクルト 引退・戦力外・自由契約選手一覧
区分 | 背番号 | ポジション | 氏名 | 備考 |
---|---|---|---|---|
引退 | 41 | 外野手 | 雄平 | 東北楽天打撃コーチ就任 |
戦力外 | 62 | 投手 | 歳内宏明 | 阪神アカデミーコーチ就任 |
戦力外 | 63 | 投手 | 中尾輝 | |
戦力外 | 99 | 投手 | 蔵本治孝 | 現役引退 |
戦力外 | 59 | 捕手 | 大村孟 | BCL球団スタッフへ |
退団 | 71 | 投手 | ケリン・J | 退団 |
自由契約 | 15 | 投手 | バンデンハーク | 自由契約 |
自由契約 | 014 | 投手 | 小澤怜史 | 自由契約その後再契約 |
自由契約 | 025 | 捕手 | 内山太嗣 | 自由契約その後再契約 |
自由契約 | 43 | 投手 | スアレス | KBOサムスン・ライオンズ移籍 |
プロ野球の「戦力外通告」と「自由契約」を徹底解説!選手の第二の人生を左右する重要な制度
プロ野球ファンなら一度は耳にしたことがある「戦力外通告」と「自由契約」という言葉。毎年秋になると、これらのニュースが野球界を賑わせます。しかし、この2つの違いを正確に理解している方は意外と少ないのではないでしょうか?
今回は、選手の運命を大きく左右するこの2つの制度について、分かりやすく解説していきます。
そもそも戦力外通告って何?
戦力外通告とは、球団が選手に対して「来季の契約は結びません」と一方的に宣告することです。
戦力外通告の特徴
- 球団主導:選手の意思に関係なく球団が決定
- 時期が決まっている:通常10月1日から特定期間内
- 一方的な通告:選手側に選択権はない
- 厳しい現実:成績不振や年齢などが主な理由
毎年10月になると「戦力外通告」の文字がスポーツニュースを飾るのは、この時期が制度上決められているからなんですね。
戦力外になる理由
- 成績不振 – 期待された結果が出せない
- 年齢による衰え – 体力やパフォーマンスの低下
- 怪我の影響 – 復帰が困難、または戦力として期待できない
- チーム方針の変更 – 若手重視、外国人枠の関係など
- 経営上の理由 – 年俸削減、人件費圧縮
自由契約とは?戦力外との違い
一方、自由契約は球団と選手の契約が満了し、双方の合意により契約関係を終了することです。
自由契約の特徴
- 双方合意:球団と選手、両方の意思による
- 円満な別れ:戦力外よりもポジティブな印象
- 選手主導の場合も:選手側から申し出ることもある
- 契約満了:自然な契約終了の形
自由契約になるパターン
- 契約期間の満了 – 単年契約の終了など
- 条件面の不一致 – 年俸や契約条件で合意に至らない
- 選手側からの申し出 – 環境を変えたい、挑戦したいなど
- 外国人選手の契約終了 – 期限付き契約の満了
- 円満な移籍 – 他球団への移籍を前提とした契約解除
選手たちのその後の道のり
戦力外通告や自由契約を受けた選手たちには、いくつかの選択肢があります。
戦力外通告を受けても諦めずに努力し、見事に復活を遂げた選手たちの物語は、多くのファンに感動を与えています。
例えば、一度戦力外になったものの、トライアウトで他球団に拾われ、後に主力選手として活躍した例は数多くあります。こうした復活劇は、プロ野球の醍醐味の一つでもありますね。
1. 他球団への移籍を目指す
- 12球団合同トライアウトへの参加
- 直接交渉による獲得
- 育成契約からの再スタート
2. 独立リーグで再起を図る
- 四国アイランドリーグplus
- ルートインBCリーグ
- 関西独立リーグなど
3. 社会人野球でプレー継続
- 企業チームでの活動
- クラブチームでの野球継続
4. 海外挑戦
- 台湾プロ野球
- 韓国プロ野球
- アメリカ独立リーグなど
5. 現役引退・第二の人生
- 指導者(コーチ、監督)
- 球団職員(スカウト、フロント)
- 解説者・評論家
- 一般企業への就職
選手人生の大きな分岐点
戦力外通告と自由契約、どちらも選手にとっては人生の大きな転機です。一見ネガティブに見える出来事も、実は新たなチャレンジの始まりかもしれません。
私たちファンができることは、そんな選手たちの決断を温かく見守り、新天地での活躍を応援することではないでしょうか。
プロ野球の世界は厳しいですが、それだけに選手たちの頑張りや復活劇には心を打たれます。これからも、すべての野球選手が自分らしい道を歩んでいけることを願っています。
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