東京ヤクルトスワローズの若手選手たちが躍動するファーム戦は、神宮球場とは異なる魅力にあふれています。
未来のスター選手を間近で観戦できる戸田球場での観戦は、真のスワローズファンにとって特別な体験となるでしょう。
あと故障のあと調整中のベテラン選手の姿もあります。ちょっと祈るような気持で観戦しちゃいます。
本記事では、2025年シーズンの戸田球場観戦について、チケットの取り方から注目選手、見どころまで詳しくご紹介いたします。
ヤクルト戸田球場の基本情報
球場概要
ヤクルト戸田球場は、埼玉県戸田市の荒川河川敷に位置する東京ヤクルトスワローズの二軍専用球場です。1977年にオープンし、収容人数は277席とコンパクトながら、選手との距離が近い特別な観戦環境を提供しています。
基本データ
- 所在地:埼玉県戸田市美女木4638-1
- 収容人数:277席(全席指定席)
- グラウンド:両翼100m・センター122m
- 内野:人工芝、外野:天然芝
- 照明設備:なし(デーゲームのみ)
球場の特徴
河川敷にある戸田球場は、プロ野球ファーム戦の本拠地としては珍しい立地にあります。屋根がない開放的な環境で、選手との距離が非常に近く、迫力あるプレーを間近で観戦できることが最大の魅力です。
【重要】戸田球場の移転について
2027年、戸田球場は茨城県守谷市へ移転予定です
現在の戸田球場は1977年の開場から約48年が経過し、施設の老朽化が課題となっています。特に2019年の台風19号では球場が水没し、一時使用不能となるなど、河川敷という立地による影響も深刻化しています。
また、近年のファーム戦人気の高まりにより観客数が増加していますが、現在の収容人数277席では手狭となっており、より充実した観戦環境の提供が求められていました。
これらの課題を解決するため、ヤクルト球団は2027年3月の開業を目指して、茨城県守谷市に新しい二軍施設を建設することを決定しました。新施設は収容人数3,000席の本格的な球場となり、現在の戸田球場の約11倍の観客を収容できる予定です。
2025年戸田球場へのアクセス方法
Googleマップはこちら!
電車・バスでのアクセス(おススメ!)
武蔵浦和駅から国際興業バス利用
- JR埼京線「武蔵浦和駅」下車(渋谷、新宿、池袋から直通アクセス可能)
- 改札を出て左に曲がり、バス停への階段を降りる
- 2番乗り場から「武浦01」下笹目行きバスに乗車(1時間に5〜6本運行)
- 「彩湖・道満グリーンパーク入口」バス停で下車
- バスが来た方向に少し戻り、セブンイレブンがある交差点を左折
- 堤防まで直進し、堤防の階段を上がる
- 次の階段を降りて左に曲がり、道なりに進むと戸田球場に到着
所要時間:武蔵浦和駅から約25分
車でのアクセス
美女木ジャンクション近くに位置し、車でのアクセスも可能です。ただし、駐車場は限られているため、公共交通機関のご利用をおすすめいたします。
レンタサイクル利用
武蔵浦和駅周辺でレンタサイクルを借りることも可能です。「ローソン戸田美女木六丁目店」(4台)や「彩湖・道満グリーンパーク管理事務所前」(12台)でレンタサイクルを利用できます。
チケットの取り方・購入方法
2025年シーズンチケット販売概要
販売開始日
- 一般発売:毎年3月4日(火)11:00〜
販売方法
- チケットぴあ(オンライン・セブンイレブン店頭)のみ
重要な注意点
- ファーム戦のチケットは公式サイト「スワチケ」では購入できません
- チケットぴあでの購入が唯一の正規販売ルートです
重要な注意点
- 戸田球場でのチケット販売は行っていません
- 完全ネット販売制となっています
- チケットぴあでの購入には会員登録(無料)が必要です
座席種別と料金
2025年シーズン座席構成(全277席)
- ネット裏2階S席(88席)
- 6列のベンチシート
- 屋根付きで快適な観戦環境
- 一部座席は柱で見づらい場合があります
- ネット裏1階1塁側S席(14席)
- グラウンドレベルの特等席
- 選手に最も近い座席(2列構成)
- ネット裏1階3塁側S席(8席)
- バックネット裏3塁側の特別席(2列構成)
- 1塁側ブルペン席(8席)
- ホームベンチ側の臨場感あふれる座席(2列構成)
- ライト側外野席
- 開放的な外野からの観戦
料金体系
- 平日料金と土日祝日料金で価格が異なります
- 詳細な料金は公式サイトでご確認ください
チケット購入のコツ
早期購入のメリット
- 人気の座席は早期に完売することがあります
- 特に週末の試合や注目カードは要注意です
予約のタイミング
- 試合の約2〜3週間前から販売が開始されます
- 6月〜7月の戸田球場開催試合は人気が高いため、早めの予約をおすすめします
戸田球場観戦の見どころ
選手との距離の近さ
戸田球場最大の魅力は、何と言っても選手との距離の近さです。特にグラウンドレベルの座席では、選手の表情や細かな動作まで観察することができます。神宮球場では感じることのできない臨場感を味わえます。
ウォーミングアップの観戦
試合開始前のウォーミングアップでは、選手たちの練習風景を間近で見ることができます。投手の投球練習や野手の守備練習など、普段見ることのできない貴重な光景を楽しめます。
静かで集中できる観戦環境
神宮球場とは異なり、戸田球場は静かな環境での観戦となります。応援歌の大合唱はありませんが、選手の声や打球音、グローブに入る音など、野球の生の音を楽しむことができます。
選手の成長を追う楽しみ
ファーム戦では、将来一軍で活躍する可能性を秘めた選手たちの成長過程を見守ることができます。今日戸田球場で見た選手が、数年後神宮球場のマウンドやバッターボックスに立つ姿を想像するのも、ファーム観戦の醍醐味です。
観戦時の注意点とマナー
基本的な観戦マナー
選手への配慮
- 選手への出待ちやサイン依頼は禁止されています
- トラブル防止のため、現在厳格に禁止されています
- 選手の集中を妨げる行為は控えましょう
応援について
- 大声での応援歌の斉唱は控えめにしましょう
- 静かな拍手での応援が基本スタイルです
- 他の観戦者への配慮を忘れずに
持参すべきアイテム
必需品
- 雨具(屋根がないため)
- 日よけグッズ(帽子、タオル、日焼け止め)
- 水分補給用の飲み物
- ビニール袋(雨上がりの濡れた座席対策)
あると便利なもの
- 双眼鏡(選手の表情をより詳しく観察)
- クッション(ベンチシートが硬いため)
- カメラ(記念撮影用、ただし選手の撮影は制限有り)
天候への備え
雨天時の対応 戸田球場には屋根がないため、雨天時は試合中止となる可能性が高くなります。天気予報を必ずチェックし、雨具の準備を怠らないようにしましょう。
日差し対策 夏場は直射日光が強いため、帽子や日焼け止めなどの日差し対策が必要です。水分補給も忘れずに行いましょう。
ファーム戦のスケジュールと試合形式
2025年シーズンの開催概要
戸田球場では、主に平日のデーゲームが中心となります。照明設備がないため、ナイトゲームの開催はありません。
主な開催時期
- 4月〜9月(シーズン中)
- 平日:12:30〜、13:00〜開始が多い
- 土日:12:00〜、12:30〜開始が多い
イースタン・リーグについて
ヤクルトファームが所属するイースタン・リーグは、セ・パ両リーグの6球団ずつが参加する二軍リーグです。各球団の若手選手や復帰を目指すベテラン選手が熱戦を繰り広げます。
新球場(守谷市)移転の詳細情報
移転スケジュール
- 2025年8月:起工式が行われ、本格的な建設工事が開始
- 2027年3月:新施設の開業予定
- 2027年シーズン:守谷市での本格運用開始
新施設の概要
所在地・アクセス
- 茨城県守谷市野木崎地区
- つくばエクスプレス秋葉原駅から守谷駅まで最短32分
- 守谷駅から約4km
- 常磐自動車道谷和原ICから約5km
- 将来的には守谷SAにスマートICが設置予定でアクセス向上
施設規模
- 本球場:収容人数3,000席(現在の約11倍)
- サブグラウンド:練習用グラウンド
- 室内練習場:天候に左右されない練習環境
- 選手寮・クラブハウス:最新設備を備えた居住・研修施設
- 周辺施設:軽食販売店、グッズショップなども設置予定
移転の意義
新施設では年間約70試合が開催される予定で、現在の戸田球場よりもはるかに充実した観戦環境を提供できるようになります。また、選手による野球教室など地域との交流イベントも計画されており、茨城県南部のスポーツ振興拠点として期待されています。
ヤクルト戸田球場でのファーム観戦は、神宮球場とは全く違った魅力を持つ特別な体験です。未来のスワローズを支える選手たちの成長を間近で見守ることができ、静かで集中できる環境の中で、野球の奥深さを改めて感じることができます。
2025年シーズンも澤井廉や丸山翔大をはじめとする注目の若手選手たちが、一軍昇格を目指して熱い戦いを繰り広げることでしょう。しかし、この歴史ある戸田球場での観戦は2026年シーズンまでの限定的な体験となります。
2027年3月には茨城県守谷市に収容人数3,000席の新しい球場が開業予定で、より多くのファンに観戦機会を提供できるようになります。しかし、48年近い歴史を持つ戸田球場での観戦体験は、今後二度と味わうことができない貴重なものです。
ぜひチケットを早めに予約し、未来のスワローズスターたちの躍動する姿を戸田球場で体感してください。真のスワローズファンとして、選手たちの成長を温かく見守り、応援していきましょう。戸田球場で過ごす時間は、きっとかけがえのない思い出となるはずです。
そして2027年からは、より充実した設備を持つ守谷市の新球場で、新たなファーム観戦の歴史が始まります。戸田球場から守谷市への移転は、ヤクルトスワローズの新たな時代の幕開けでもあるのです。
※本記事の情報は2025年9月時点のものです。最新の試合日程やチケット情報については、東京ヤクルトスワローズ公式サイトでご確認ください。
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